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定期健診

歯の定期健診とクリーニング
医者や歯医者には用がなければ自分から好き好んで行く人はいないでしょう。

病院に行くにしても人間ドックの場合は例外かもしれません。人間ドックでは怖いことや痛い治療はしないということが分かっていますし、まかり間違えば生命の危険があるような癌などを早く発見してもらえれば大きな危険を回避することができます。またさまざまな検査の結果とその数値をもとにして自分で生活習慣病などの健康管理に役立てることもできます。

歯とQOL
一方歯科では生命にまで危険がおよぶことはまれですし、まかり間違ってもせいぜい歯の数が減って生活の質のレベル(Quolity of Life) が落ちる程度だと思っている人が大部分なのではないでしょうか。歯科では歯の一本一本が生命を持っていて、本人の生命とは直接関係なく生存しています。動物であれば歯を全部失えば生命が脅かされますが人間では義歯などを入れて生きながらえることができます。もちろん生活の質 (QOL) が低下することは覚悟しなければなりませんが。

歯の中の命(歯髄)
しかし問題なのはその間に歯科医に通わなければならないということです。治療中にはありとあらゆる不愉快な思いをしなければならないということになります。そして本当に良質な歯科治療を受けようと思えば時間と高額な治療費も必要になります。良質な治療といっても所詮人間がおこなうことですから治療の質には限界がありますので、そのような治療をしてもらっても元通りの歯が戻ってくるわけではありまりません。治療した歯の寿命は確実に短くなります。とくに歯の命である神経(歯髄)を取ったりすると歯は生命を失い、血が通わない状態で口の中で存続し続けることになります。生きている樹木と枯れた木の差がでてきます。命を失った歯の寿命は確実に短くなることを覚悟しなければなりません。

歯を支える骨
歯を支えている骨(歯槽骨)は歯周病にかかると細菌がひきおこした炎症のために吸収を始めて歯の周りから消失していきます。残された歯は支えを失って動揺し、最終的には抜けてしまします。現在の歯科の技術ではどんなに努力をしてもこのようにして失われた歯槽骨を元どうりに修復して歯を救うことはできません。その過程を遅らせることができるだけです。

ポケットの中
この過程を遅らせるためには、歯の周りにある溝(みぞ)、これをポケットとよんでいますが、このなかにいる細菌を出来るだけ少なくして炎症をおこさせないようにしなければなりません。一旦炎症が起こって歯肉が腫れると歯槽骨の吸収が進行していきます。細菌の数を少なくして炎症を起こさせないようにするためには、細菌の溜まり場である歯の周りの溝の中を少なくとも72時間に一度クリーニングしなければならないといわれています。この溝の深さが3ミリ以上になると、ご自分ではクリーニングすることが出来なくなります。通常のブラシではポケットの中まで届かないからです。その場合には専門家の助けが必要になります。専門家にとってもこれは難しい作業です。例えは悪いですが、歯の周りにある溝(ポケット)は溝(ドブ)のようなものであり、その掃除を72時間以内に行わないというのは負担です。そうしなければ歯周病は徐々に進行していくということです。長く放置すればポケットのなかで細菌が繁殖して発酵がおこり口臭の原因にもなります。

歯が長く存続するためには、歯の中の神経(歯髄)と歯を支えている歯槽骨を大事にしなければならないということになります。

早期発見早期治療
歯の中の神経を守るためには、虫歯を早く発見して虫歯が歯の中の神経にまで到達しないうちに進行をくいとめなければなりません。いわゆる早期発見早期治療です。歯が痛くなるまで待っていると手遅れになります。歯が痛むということは歯の中の神経が悲鳴をあげているということです。歯が激しく痛む場合には、歯のなかの神経が断末魔の苦しみで死にかけている時なので、この段階までくると治療をしても神経を生き返らせることは出来ません。神経が死んでしまうと一時的に歯の痛みはおさまりますが、それは病気が治ったということではありません。つぎに痛むときには歯の奥の骨に感染がおよんで、膿瘍という膿の袋をつくり急性化すれば大きく腫れたりします。

歯の命を守りポケットの中をきれいにする
そこでこのようなことを実際に経験して、二度とこのような辛い思いを経験したくないと強く意識された人々は年に2-3度、痛くもなんともないのに定期的に歯科医院を訪れるようになりました。もちろんそのときは治療をするわけだはありませんので、歯科医院を訪れるにしても治療をうけるときのような恐怖感も覚悟も必要ありません。歯の命である神経と歯を支える歯槽骨が侵されそうになっていないかを厳密にチェックしてもらいます。そして自分では掃除のできないポケットの中のクリーニングをしてもらいます。それと自分では気づかない(あるいは見ることのできない)初期の虫歯があらたに出来ていないかを調べてもらいます。早く発見して早めに治療をすれば、歯を削る量も少なくて済み、来院回数も費用も少なくて済みます。ましてや神経が侵される心配もありません。さらにフッ素などの予防処置もほどこして新しい虫歯の発生を最小限におさえるようにします。これらの処置は歯科衛生士という専門の教育をいうけた専門家が時間をかけておこないます。そのためこの時間は歯科医師には相談できないようなさまざまな問題についても気軽に相談する機会でもあります。

歯科医院のお得な利用の仕方
このような形で歯科医院を利用することは賢明な方法です。そして痛い思いや嫌な経験を避けるために有効ですし経済的にも時間的にも得な方法です。欧米ではこのようなことが半世紀も前から習慣化されていたということが納得できるような気がします。