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かみ合わせ治療の流れ

かみ合わせ治療の流れ

治療法の種類と治療のながれ

噛み合せ症候群の治療の基本は、異常な噛み合せによってずらされている顎の位置を修正することです。 筋肉と顎の関節にとって生理的で最も楽な位置にもどすことです。その過程は次の2つの段階に分けて行われます。

第一段階(フェーズ1)の治療では、歯の形態や位置などには直接介入せずに、上下の歯の間に樹脂などでできたスプリント(オーソーシシ)を介在させて,とりあえず顎の位置を修正します。 顎の位置が修正された結果症状が改善された場合には、第二段階の治療に移行します。


第二段階(フェーズ2)の治療では、第一段階の治療で修正された顎の位置を自分自身の歯の噛み合せで維持することができるようにします。歯の位置や形態などを修正することになります。そうすればオーソ―シスなどを使わなくても安定した顎の位置を維持することが出来るようになります。つまり症状がなく機能的にもよく噛めて、審美的にも満足できる状態を回復させることが治療全体の目的です。


治療の第一段階 フェーズ1 (初期治療)

第一段階の治療の目的はまず、最も楽な位置に顎を誘導して顎の筋肉や顎の関節を安静に保つことです。そして出来るだけ早く症状を改善させることです。そのためには上下の歯の間に樹脂などで作ったもの(オーソ―シス)を介在させます。これにより、上下の歯を直接接触させないようにします。接触させることによってもたらされる筋肉の緊張や、顎の関節を圧迫させるような有害な刺激や力を遮断して顎を安静に保つことができます。また上下の顎の位置関係を正常な状態に修正します。オーソ―シスは基本的に夜間のみ使用します。

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この治療は2 - 6ヶ月続けます。その間に2 - 3週間に1回オーソ―シスの調整を行います。その目的はオーソ―シスが最も快適な位置に顎を誘導しているかどうかを確認し、必要に応じて調整するためです。この段階で症状が改善されたら、オーソ―シスの使用を一時中止してみます。それで症状が再発しないようであればこの状態でしばらく様子をみます。再発するようであれば、オーソ―シスの装着を再開します。オーソ―シスをはずすとすぐに再発したり、強い不快感がある場合には、第二段階の治療が必要になります。


第二段階の治療 Phase 2 (確定的治療)

第二段階の治療の目的はオーソ―シスで改善されたあごの位置や噛み合せを自分自身の歯で維持できるようにすることです。そのためには大きく分けて3つの方法があります。そのひとつは、あごの位置のずれが小さく、上下に歯の一部分を削るだけで顎の位置のズレを修正できる場合です。これは削合による咬合調整法といいます。二つ目は削るのではなく、何か歯の上にのせるか被せるなどして歯の長さを延ばさなければならない場合です。これは補綴的な咬合再構成法ということになります。第三の方法は歯を矯正治療で動かして新しい噛み合せをつくる方法です。


  1. 削合による咬合調整法

    削合による咬合調整は歯を削る量が少ない場合にのみ適用することができます。明らかに特定の歯同士が干渉していて顎の位置をずらしている場合などに適用することができます。この方法で目的を達成できるような場合はあまり多くはありませんが、最も簡単に治療を終了することができます。


  2. 補綴的手段による咬合再構成

    問題の解決のためには歯をけずるのではなく、何かを歯の上に足さなくてはならない場合があります。例えば噛み合せが低い場合には歯の長さを増して長くしなければなりません。その場合には歯の上に乗せるものや被せるものを金属かセラミック、または樹脂などで作って歯の上に固定しなければなりません。これは通常多くの歯(上か下の全ての歯)におこなわなければなりませんので、時間も費用もかかることになります。


  3. 矯正的手段による咬合再構成

    補綴的な咬合再構成では歯の頭の部分の長さを増やすことになるので、歯の頭と歯を支える根の長さとの比率がわるくなります。(歯冠歯根比率の悪化)
    そうなると歯の根の部分に過重な負担がかかる恐れがあり、また清掃性も悪くなります。また付け足す部分を支えるためになんでもない歯を削らなければならないこともあります。

    そのため最も望ましい方法は歯そのものを動かして、目的の位置で上下の歯を噛み合うようにすることです。この方法は自分の歯を長持ちさせる意味でもまた審美的な意味でも最善の方法とされています。
    しかしこの方法の欠点は治療期間が長くなり、費用も高額になることです。